レチノールはなぜ「ヒリヒリ」する?向いている人と、最初の1か月で肌を傷めない使い方

レチノールは、スキンケア成分のなかで最もよく研究されている成分であり、同時に「最初の1か月でつまずいた」原因としてもいちばんよく名前が挙がります。なぜピリピリするのか、皮むけせずに使うにはどうするか、そして少し待ったほうがよいのはどんな人かを整理します。
レチノールは2度目のブームを迎えています。Google Trendsによると、2022年以降、多くの国でレチノールへの関心が高まり、日本でもGoogleの検索候補に「レチノール 美容液」「レチノール おすすめ」「レチノール a反応」が並びます。SNSでは「スキンケアのゴールドスタンダード」とも呼ばれています。そして、その多くの話には続きがあります。「塗ったら顔がほてって、皮がむけた」。不都合な真実を言えば、肌を傷めるのはレチノールそのものより、急いで取り入れることのほうが多いのです。
レチノールは顔の肌に何をする?
レチノールはビタミンAの誘導体で、肌の細胞の入れ替わりを早めます。Cleveland Clinicによると、新しい細胞がつくられるのをうながし、毛穴をきれいに保つのを助け、コラーゲンの産生をサポートします。そのため、細かい線は時間とともにやわらいで見えるようになります。
米国皮膚科学会(AAD)は、ビタミンAをもとにした成分のグループ全体をレチノイドと呼び、そのうち処方箋なしで買え、肌の色、シミ、キメを整える助けになるものをレチノールとしています。
レチノールで肌がヒリヒリするのはなぜ?(A反応)
肌が、慣れるより速いスピードで入れ替わるからです。Cleveland Clinicはよくある反応を挙げています。乾燥、刺激、かゆみやヒリヒリ感、赤み、皮むけです。最初は肌がかえって悪く見えることもあり、その後少しずつおさまっていく、としています。
いちばん多い失敗は、一度に全部やろうとすることです。高い濃度を毎晩、さらに「念のため」酸やスクラブも。結果は予想どおりです。肌のバリアがもたず、「レチノールは自分に合わない」と思い込んでしまいます。
レチノールを週ごとにどう取り入れるかを、この記事のPDFにまとめました。8週間のプランと肌の反応トラッカーで、次に進んでよいときと、休むべきときがわかります。