家庭での応急処置:基本の救急箱とシンプルなルール

家庭での応急処置が必要になる場面は、思っているより多いものです。切り傷、やけど、打ち身、ねんざは、いちばん困るタイミングで起こります。家庭の救急箱に入れておきたいものと、医師にかかるまでの最初の数分の対処法をまとめました。
家庭での応急処置とは、切り傷、やけど、打ち身、ねんざのあと、医師にかかるまでの最初の数分間に正しく対処することです。家庭でのけがの多くは救急車を必要としませんが、落ち着き、清潔な手、そして前もってそろえた救急箱が必要です。少し準備しておくだけで、いざというときの大切な時間を節約できます。
以下は、Mayo Clinic、NHS、米国赤十字社が紹介している基本のルールです。応急処置の講習の代わりにはなりませんが、あわてずに済む助けになります。機会があれば、対面の講習を受けてみましょう。手で練習して身につけたスキルは、読んだだけの文章より、ストレスのかかる場面でずっと思い出しやすいものです。
家庭の救急箱に入れておきたいものは?
大切なのは、必要なものがすべて一か所にあり、家族全員がその場所を知っていることです。救急箱は、小さな子どもの手が届かない、乾燥した涼しい場所に保管しましょう。車や旅行用には、別にコンパクトなセットを用意しておきます。
- 滅菌された包帯、ガーゼ、さまざまなサイズのばんそうこう。
- 傷の消毒薬と弾性包帯。
- はさみ、ピンセット、使い捨て手袋。
- 体温計と解熱剤。
- やけど用のケア用品と、アレルギーのための抗ヒスタミン薬。
- 家族それぞれの常備薬。名前と使用期限をはっきり書いておく。
家庭でできる応急処置は何から始める?
まず状況を確認します。まわりは安全か、本人に意識はあるか、けがはどれくらい重いか。迷うときは、先に救急車を呼んでから対処しましょう。
- まず自分が落ち着き、けがをした人も落ち着かせる。
- 傷がある場合は、手を洗うか手袋をはめる。
- シンプルな手順に沿って対処し、自信のないことはしない。
切り傷のときはどうする?
まず圧迫して出血を止め、それから傷をきれいにして覆います。
- 清潔な布かガーゼを傷に当て、数分間押さえ続ける。
- 傷をきれいな水で洗い、まわりを消毒薬で消毒する。
- 滅菌された被覆材かばんそうこうを貼る。
10〜15分たっても出血が止まらない、または傷が深い場合は、医療機関での手当てが必要です。
やけどのときはどうする?
すぐにやけどした部分を冷たい流水で10〜20分冷やしましょう。組織のダメージが深くなるのを抑える助けになります。
- 氷、油、歯みがき粉など、いわゆる「民間療法」は使わない。
- 腫れる前に、やけどの近くの指輪やきつい衣類を外す。ただし、肌にくっついた布は無理にはがさない。
- 冷やしたあと、清潔でくっつかない被覆材でやけどを覆う。
痛みが強い、広い範囲に水ぶくれがある、顔や手のやけどの場合は、医師に相談してください。
打ち身やねんざのときはどうする?
最初の対処の基本は、安静、冷却、軽い圧迫、そして手足を高く上げることです。
- 最初の1日は、布越しに15〜20分、間をあけながら冷やす。腫れや不快感をやわらげる助けになります。
- 弾性包帯は、血のめぐりをさまたげないよう、きつく締めすぎずに巻く。
- 楽になるまでは、けがをした部分に負担をかけないようにする。
痛みが強い、手足が変形して見える、体重をかけられないといった場合は、医師の診察が必要です。その後のステップは、「スポーツ外傷からの回復」の記事でお読みください。
家でのけがのリスクを減らすには?
予防は応急処置より簡単で、家庭でのけがの多くは、急いでいるときや疲れているときに起こります。十分な照明、すべりにくいマット、包丁や熱いものをていねいに扱うことは、基本的ですが効果的な対策です。年配の家族には「バランス感覚と転倒予防」の記事のエクササイズが、よくトレーニングする人には「トレーニング中の膝のけがリスクを下げる方法」の記事のアドバイスが役立ちます。
打ち身やねんざからの回復期の快適さのために、LifeWaveのIceWaveパッチを手元に置いている人も多くいます。会社によると、動くときの快適さを感じやすくするとされています。貼るのは清潔で乾いた、傷のない肌だけにし、傷ややけどの上には貼らないでください。くわしくは「IceWaveパッチ:アクティブな毎日の快適さのために」の記事で。