ラジオ体操:日本人が朝の3分間の体操を続ける理由

ラジオ体操は、音楽に合わせて行う短い朝の体操で、日本では子どもから高齢の方までほとんどの人が知っています。どんな動きでできているのか、家でどう行うか、そしてなぜ朝の3分間にも意味があるのかを紹介します。
ラジオ体操は、音楽に合わせて行う3分間のシンプルな体操で、日本では1928年から毎朝ラジオで流れています(ラジオ体操の歴史)。家庭、学校、職場、公園などで行われ、夏には多くの地域で近所の人たちが小さなグループで集まり、いっしょに体を動かします(South China Morning Post)。道具も着替えもいらず、どこでもできる体操です。
ラジオ体操とは?
ピアノの音楽と号令に合わせて行う、シンプルな体操のセットです。基本の体操は約3分なので、どんなに忙しい朝にも組み込みやすいのが特徴です。
人気の秘密は習慣にあります。同じメロディー、同じ動き、同じ時間。学校や夏休みに行った記憶から子どものころに覚えたという人も多く、大人になってからまた始める人もいます。
夏には多くの地域で、朝のグループが公園や校庭に集まります。多くの人にとっては近所の人と顔を合わせ、スマホではなく会話から一日を始めるきっかけにもなっています。友人や家族と時間を決めて、週末だけでもいっしょに行うと、同じ雰囲気を楽しめます。
ラジオ体操の効果と、その動きは?
動きは足先から首まで、全身を順番にほぐしていきます。おおまかな流れは次のとおりです。
- 上に伸びる運動と、腕をやわらかく振る運動で肩を「目覚めさせる」。
- 横、前、後ろへ体を曲げる運動と、体をねじる運動。
- 小さな幅での屈伸と、かかとの上げ下げ。
- 腕を回す運動と、その場での軽い跳躍(足踏みに変えてもOK)。
- 最後に腕を上げながらの深呼吸。
「長寿の体操」と呼ばれることもありますが、それは通称のようなものです。ラジオ体操が長生きを約束するわけではありませんが、毎日の運動が文化の一部になった例といえます。そして定期的な運動は、「長寿の人たちの習慣」で紹介している人たちの共通点のひとつです。
家でラジオ体操をするには?
腕を大きく振れるスペースを確保し、音楽をかけるか心の中で数えながら、おだやかなテンポで動きましょう。いちばん大切なのは、毎日同じ時間に行うことです。
- 洗顔のあとや朝食の前など、すでにある習慣と結びつける。
- まずは1回から始め、1週間後に2回目を加える。
- 窓を開けたりベランダに出たりして行う。新鮮な空気と朝の光でいっそうすっきりします。
- 動きの大きさにこだわらず、心地よい範囲で動く。
ラジオ体操は高齢者にも効果がある?
はい、それこそがラジオ体操のいちばんの強みです。動きはシンプルでテンポはおだやか、動きの幅は自分で選べます。体を曲げる運動はいすの背もたれにつかまって行い、跳躍はその場の足踏みに変えられます。
WHOは高齢の方に、バランスと筋力のための運動を特にすすめています(WHOの推奨)。朝の体操に、「バランス感覚と転倒予防」で紹介しているシンプルなエクササイズを加えるのも簡単です。
1日3分の体操で十分?
一日の始まりとしては十分ですが、一日の運動のすべてとしては足りません。WHOは成人に週150〜300分の中強度の運動をすすめており(WHO)、体操はそのスタートを助けるものです。
ラジオ体操のあと、日中にも散歩、階段、こまめなストレッチ休憩など、少しずつ体を動かす時間があると理想的です。アイデアは「日中のマイクロトレーニング」と「朝のストレッチ」をどうぞ。
朝の体操は、「朝の習慣」で紹介しているほかの習慣をまとめるのにもよいタイミングです。エネルギーと回復を大切にしている人の中には、X39パッチを使う人も多くいます。LifeWaveによると、ペプチドGHK-Cuの自然な生成の維持を助けるとされています。体を動かす意欲がわかないときには、会社によると運動への意欲を支えるとされるY-Age Carnosineを加える人もいます。